昔ながらの和の香りと最新のお線香

こんにちは。カオリメゾン広報部 大木です。
実は先週お葬式に行ってきました。その時にとても気になったのは、お線香とお焼香の匂い。私にはとてもいい匂いに感じられました。
そこでリサーチしてみると、近年お線香にも種類が増え、様々な新しいものが出てきているそうです。
ということで今回は和の香り、最新のお線香事情について取り上げたいと思います。

ギフト・ショーでも見かけた和の香りたち。鮮やかな外装が目を惹きます。

上の写真は、先日のギフト・ショーでロウソク・お線香の老舗『カメヤマロウソク』さんのブースの一角で展示されていた商品たちのものです。
色とりどりのきれいな外装に、ロウソクやお線香らしさ。

匂いも色も様々。お線香とは思えない可愛いパッケージです。
こちらは故人の好きだったもののパッケージと香りをお線香にした商品。

他にも洋風のアロマを取り入れたお線香や水面に浮かべることのできる蓮の花を象ったキャンドルなど、「お線香をあげる」ことがより自然に、素敵に、生活に取り入れられるような商品がたくさん。
思わす手に取ってみたくなるような物たちばかりですね。

それでもお線香といえば思い浮かべるのはどこか懐かしいあの匂い。
一体あの匂いは何の香りなんでしょうか?

代表的なものとしては白檀、伽羅、沈香。

昔から、お線香の香料として用いられてきたものは主に三つです。
白檀、伽羅、沈香という三種類の香木です。

白檀の香りのお線香は、普段のお仏壇へのお供えのほかに、法事などで使われることが多いです。白檀は仏様の香りとされ、高貴で優美なものとされています。お寺では特に使われることが多いそうです。

伽羅は、高級品でありきわめて貴重であるため、贈答品として選ばれることが多いといいます。その価格も他のものとは段違いです。
伽羅とはサンスクリット語で「黒」を表すのだとか。

白檀、伽羅は甘い香りですが、沈香はもっと深みと渋さが特徴的な落ち着きがある香りです。甘い匂いが苦手な方にはおすすめな香りと言えるでしょう。

実は、お仏壇用とお墓参り用でお線香は違う

普段お仏壇に上げるものと、お墓参りの際に用いるお線香は違うのをご存知ですか?
実は、お墓参りの際に使用されているお線香は「杉線香」と言って煙がたくさん出るタイプのものなのです。比較してご家庭用のお線香は、煙があまり出ないタイプで、昨今ではより短時間で煙の少ないものが好まれる傾向が出てきています。

お線香の匂いってどこか懐かしくて安らぐ香りだと思いませんか?
それもそのはず、これらの香料が使われているからだったのです。
AirQ270のフレグランスにも、白檀や伽羅が入ったウッドベースのナチュラル系アロマがあります。詳しくはこちら

お線香とお香は形と用途が違うだけで、近年ではお線香もお部屋のフレグランスとして多く利用されるようになりました。やはり昔から用いられてきた香料、和の香りは、どこかほっとする、人に安らぎを与えてくれる香りなんですね。